テーマ 法事での基本的な作法(2号)

1998(平成10)年9月1日


表紙

●法事でのあいさつの一例

ひと言ごあいさつを申し上げます。
本日は、法名(ほうみょう)釋(しゃく) ○ ○、
俗名(ぞくみょう)○ ○ の、
○ 回忌の法要を勤めさせていただきましたところ、
皆様におかれましては、
何かとご多用の中、
曲(ま)げて、
お参りいただきまして、
誠にありがとうございます。

(亡き人の思い出と、住職の法話に少しでも触れる。)

ご覧のとおりの粗酒粗肴(そしゅそこう)ではございますが、
お時間の許す限り、
ご歓談いただきますますようよろしくお願いします。
簡単ではございますが、
ごあいさつとさせていただきます。


※法事の施主は、とかく、縁者の接待に気をとられがちですが、読経(どきょう)する住職の真後に座り、蝋燭や線香などのお給仕以外は座を立たないよう聴聞につとめます。

●法事にお参りした時

1、まず、ご本尊(仏)の方に向き、念珠をかけ、合掌し、お念仏を称(とな)えます。

2、施主にあいさつをします。(仏縁に遇わせていただくお礼を込めて)

3、お参りの座まで進み、住職にあいさつをします。(儀式執行の導師であるという気持ちを込めて)

4、お参りされている周りの方たちにあいさつをします。(共に仏縁に遇わせていただいた慶びを込めて)

※お勤めの後のお斎(とき)は、会食や宴会ではなく、仏縁の場であることを忘れないようにいただきます。

▼住職から最後のひと言
今回、湖北風に書き直させていただきました。(文責住職)
何処でも、これを基本にしていただければと思います。また、談合しましょう。


▼浄願寺メモ一覧に戻る
<<前のページ | 次のページ>>