テーマ 法名(ほうみょう)(222座)

2022(令和4)年9月1日


 

表紙

同朋新聞7月号5頁(東本願寺発行)にある宗務総長演説(要旨)の中の「是旃陀羅」について、

「小森龍邦先生からは、経典からの削除を求めているのではなく」

という表現に対しては断じて異議を唱えますと先月書かせて頂きました。同朋新聞8月号、9月号でも東本願寺からの訂正はありません。全体的には宗務総長の深い願いを感じますが、この一点だけはきちんと確認したく次の文章を東本願寺に提出させて頂きました。もちろん小森さんは削除で解決(ゴール)とは決して仰ってはいないことは言うまでもありません。(住職記)

「是旃陀羅」の部分の削除なり、不読なり、なんらかの手立てを、われわれは要求しているが、本願寺派は、なかなかそれに対応しようとしない。果たして、宗教者としての価値があるのだろうかと、われわれは疑っている。このことは、すでに水平社時代(一九四〇年)に当時の松本治一郎委員長など、数名の者が東西両本願寺に「善処」を要請している。回答は、「主旨に添うよう善処する」ということになっているのである。それを、あれから七十五年も経って、部落解放同盟広島県連によって、闘いを継続しなければならないということは、本願寺派の門徒として、残念至極である。

「是旃陀羅」と「真俗二諦」〜親鸞思想について憶うこと〜 小森龍邦著
『経典の「旃陀羅」差別を問う』部落解放研究別冊より(下画像)

 


 

2頁


▼蟲供養を見る

 

3頁


▼親子で受式する帰敬式法座を見る

 

編集追記

▼ついに念願の「親子で受式する帰敬式法座」(全4回)が成就しました。浄願寺からも大人も子ども参加してくださり、本当にありがとうございました。東本願寺探検ツアーは阿弥陀堂、御影堂、白書院、宮御殿、視聴覚ホール、参拝接待所、御影堂門へと探検しました。

▼「蓮ちゃんといっしょに。」今号は帰敬式で授与される法名について描いてくださいました。「生きていく上で道標となって、亡くなられてからは諸仏としてのお名前になるんだ」と教えてくださいます。やはり生きている「今」受式することに、帰敬式の本来的意味があります。

▼蟲供養の上映会の「おおきな木」に、犠牲ではなく子に尽くし続ける親心を思いました。実に考えさせられます。たくさんの人々に読み継がれている絵本です。

▼表紙の小森龍邦さんはすでに亡くなられているので(還浄)はっきりと確かめさせて頂きました。どうかまたご相談させてください。

▼浄願寺御遠忌法要余剰金による設備改善事業として、内陣等LED照明工事が完了しました。

▼私物化である安倍晋三氏の国葬、私は反対です。

 


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